2012年09月21日

第4回 都市農山村交流居住コーディネート情報交換会 9月20日

テーマ これからの都市農山村交流居住・農山村再生コーディネートについて


☆渋澤寿一さんの話

1)都市・農山村コーディネートとは具体的に何をやるの?
 農山村の課題解決+都市の課題解決のために
 事業とサポートの重なった部分 
  地元の人をやる気にさせる、やりたいという気持ちを出させる
  
  企画書・組織作り
  人・お金厚め
  時間・スケジュール管理
  地域と地域、地域と都市をつなぐコミュニケーション
   のお手伝い → 行政ではできない分野

2)ミッション:持続可能な地域社会の形成
  農山村の問題(過疎化、高齢化、少子化、etc)
  都市の問題(空洞化、若者の就職難、高齢者の居場所、役割、食の安全、ストレスetc)
  共通の問題(循環型社会etc)
   両方をあわせて解決していく必要がある。

3)コーディネートはなぜ行政職員だけではできないのか
  ・評価基準の問題
    行政側 短期的費用対効果、公平・平等性・説明責任
        事業主体の想いや動機など評価は不可能
        でもがんばっている地域は応援したい
  ・住民の自治力を引き出すことが必要

4)それぞれの役割は何か?
 @行政 
   役割・・・社会システムの構築をするための組織
   ワクワク事業などの助成制度、各種生活支援制度、
   空家バンクや低家賃賃貸住宅の建設などetc
 A地域住民(自治区、自治会)
   役割・・・地域コミュニティーの運営・経営
        地域コミュニティーへの受け入れとサポート
   地域作り、各種事業の立ち上げ
   生活サポート、集落組織への受け入れ、近所付き合いetc
   →人口減少の今の日本ですべての地域が生き残ることはできない。
 B中間支援組織(コーディネーター)
   意志を持った住民やよそ者、NPO
   俗にいう よそ者、若者、バカ者
   役割・・・新たな公共、地域の安全弁
        (よそ者がやったなら仕方がない)
   事業立ち上げ支援、集落への入り方指導
   生活インフラのサポート、精神的サポート、第3者的アドバイス

5)都市がもつ潜在的なニーズをくみ取ることが必要
  今、都市における農山村へのニーズは少数ではない。

  豊田市でなくてどこがやる!?
   豊田市は現在の日本の縮図そのもの

 →農山村と都市の循環システムの必要性
   都市の問題は都市だけでは解決できない
   農山村の問題も農山村振興策だけでは解決できない
 →持続可能な都市と農山村の共生
 
 がんばっている人の支援をすると共にがんばる人作り
 がんばれる機会の創出

☆フリートーク

1)丹羽さん
 3年前までは行政マンだったので、行政マンの立場として
こういう場所にいるのはつらいだろうなあと思う。
行政側も一生懸命やっているけどうまくいかない。
いい話だけでなく、困っていることとか、うまくいかない部分を
情報共有できると次に進めるのでは。

2)高野さん(名古屋大学)
 千年持続学校の人が何人か豊田の農山村部にはいってきた。
支所の人があるいみ、エコひいきしてくれた。
自分はコーディネート役を勝手にやっているが、勝手に
する人がいなくなると困る。もっと若い人に引き継いでいって
もらいたい。

3)寺田さん(地域支援課)
 行政は仕組作りはできてもコーディネートの主役にはなれない。
コーディネートすることの要素があまりにも多すぎて
何の施策としてやればいいのかわからない。で、どうすればいいのか。
今はモデル事業としてプロジェクトでやるしかない。
うまいコピーを考えて、どういう施策としてやればいいのかの
ヒントがほしい。

4)安藤征夫さん
 人作りが大事だと思う。
地域会議でもお役感覚ででているだけ。
→そういう人の考え方を変えていきたい。
 ほんとに動ける人を作っていきたい。

5)鈴木正晴さん
 例えばセカンドスクールでも農政課だけでなく、
教育委員会も巻き込みたい。縦割り行政でなく
もっと横断的に動けるといいと思う。

6)州崎さん
 生物多様性の問題も自然環境だけの問題ではない。
放置林のことなど、人と自然の共生の問題であり
部や課を横断する形での仕組みづくりが必要。
→町内会(勉強会)を豊田市役所内で作った。

7)岩元さん(足助支所)
 地域の組長さんと話をする機会はあるが、そういう人たちは
ここまで考えていない。そういうひとたちが実感できるような
マクロでなくミクロな話を考えていかないといけない。
何か課題ができたときに相談する場もない。

8)清水さん(地域支援課)
 自分の課の中ではいろいろ話ができても、他の課がやっていることに
アプローチするとなるとハードルが高い。

9)可児さん
 ビジネスとして、実現できるモデルもないと、持続性、発展性がない。

10)坂本さん
 三重県のコーディネート事業は地区の利害関係からビジネスまで
幅広く行っている。この会議の位置づけというか、話し合いの場が
どこにあるのか、はっきりさせる必要があると思う。

11)渋澤さん
 自分はビジネスの世界でずっと生きてきたわけだが、
それを基準に話すと解決できないことがたくさんでてくる。

12)原田さん(森林課)
 都市側と農山村側のニーズをうまく結びつける場をどうやって作っていくか?
例えば、今自分は知り合いの人から米を買っているが、普通の都市の人には
そのチャンネルもない。

13)山本さん
 行政側・地域・NPOが共働していく中でコーディネートの場が
うまく動いていくのでは?

14)州崎さん
 都市と農山村の共生で大事なことは両方の人が楽しくなることが大切。
それぞれができることをちょとずつできればいいのでは。

15)丹羽さん
 性急に結果を求めるだけでなく、長い目で見ていかねば。

16)原田さん
 とはいえ、問題は急速に進んでいる。例えばワクワク事業にしても
ほっとけばいいという市の職員もいるが、ほっといてはすすまないと
思う。

17)安藤さん
 やる気のある、課題を見つけることができる人材が必要。
そういう人材を作っていかないといけない。

18)寺田さん
 大きな流れに逆らうことはできないが、今は流れがこちらに向かい
はじめている。コーディネートで一番簡単にできることは情報を
集めること。情報が一つに集まってくると、自然と結びつき、
解決できることもあると思う。

19)渋澤さん
 ただ情報を集めるだけではだめで、信用ある情報を集めることが大事。

20)奈良の吉野町役場の方
 吉野は人口8千人で観光客は110万人。
イベントをしても一過性でつながらない。
5人〜10人くらいの少人数で情報交換する場が大切だと思う。
コミュニティを生み出す。今まで動かなかった人を動かす仕組み作り
をしていきたい。

21)増田さん(企画部)
 都市部の人はもっと集落にかかわりたいと思っているが
うまく動いていない。
米にしても野菜にしても、安くておいしいものが供給できる
一方ほしいひともいるのに、うまくつながっていない。

22)戸田さん(Measy)
 いろんな人に助けられて、相談できて今があると思う。
今の農山村の問題は原田さんがおっしゃるように、
のんびりしている時間はないなと思う。

23)可児さん
 このような大人数の会議では自由に意見がいえないし、アイデアも
生まれにくい。ワークショップ形式でやるといいのでは。

24)坂本さん
 外部の人の意見も聞くことが必要と思う。

25)渡辺さん(地域支援課)
 もともと財団法人にいたが、もっと直接行政に関わりたいと思い、
市役所にはいりました。

26)雨森さん(Measy)
 このような会議ではなかなか発言しにくい。可児さんのいうように
もっとざっくばらんに話せる場を作った方がよいと思う。
女性ももっとよんで。

27)後藤さん(足助支所)
 縦割り行政の中にいて、今まで全然関わることのなかったことに
ここに来て関わることができ、縦割り行政の問題というものが
よくわかった。

posted by くまくま at 13:55| Comment(0) | 定住促進
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